/etc/passwd
/etc/passwdの各行は、次の例のように “:” で区切られた7つの列で出来ています。
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
bin:x:1:1:bin:/bin:/sbin/nologin
daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/sbin/nologin
adm:x:3:4:adm:/var/adm:/sbin/nologin
これら7つの列の意味は下記の通りです:
ユーザ名 | ログインする時のIDとして使われるもの |
パスワード | 昔はここに暗号化されたパスワードが書かれてましたが、今は “*” や “x” 等で潰されてます。実際のパスワード(ハッシュ化されたもの)は /etc/shadow にあります。 |
ユーザID | ユーザを一意に識別する数字です。この数字が同じユーザは同一ユーザとして扱われます。 |
グループID | ユーザのプライマリグループ。グループは /etc/group で管理されています。 |
GECOS | ユーザのフルネームや連絡先など |
ホームディレクトリ | ログインした時や、cdで戻った時のディレクトリ |
ログインシェル | ログインした時に起動されるシェル。最近だとbashが使われることが多いですが、zshなど、他のシェルに替えることも出来ます。 |