Linux(UNIX)におけるユーザ管理

伝統的なUNIXでは、ユーザ情報はすべて /etc/passwd で管理されていました。

Linuxでは今でも /etc/passwd が使われていますが、パスワードの部分は /etc/shadow という別ファイルで管理されています。システム上のユーザの情報は誰でも参照出来る必要がありますが、パスワードは管理者以外が読めてはいけないからです(/etc/shadowのパスワードはハッシュ化されているため、容易にパスワードを読み取ることは出来ないのですが、時間をかけて総当たり攻撃をすれば読むことは不可能ではありません)。

Linux以外のUNIX系OSでも、パスワード管理の部分は伝統的なUNIXとは一部違いがあります。そして、伝統的なUNIXと違う部分は、OSによって互換性がありません。また、Mac OS Xのように、ユーザ管理に/etc/passwdを使わなくなったUNIX系OSも存在します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする